セレッソに強さを与えた尹晶煥
jリーグ再開後のアウェイ清水戦で内容・結果共に完敗を喫すると、そこからセレッソは面白いほどに勝てなくなった。ユンセレッソは夏に弱い傾向があったがそれをまんまと引きずった形だ。そこから8月15日ホーム清水戦まで勝つ事が出来なかった。秋になると、アウェイ浦和戦など内容・結果共についてくる試合がなかったわけではなかったが、連覇を狙ったルヴァン杯の敗退やダービーでの敗戦などネガティヴな結果の方が多かった。
ダービーの敗戦後の記事では尹晶煥電撃解任が出るなど、振り返ってみればこのときから
フロントと監督そして選手に一体感がなかったのかなと思う。それでも尹晶煥は自分のサッカー=理念を決して捨てずに堅いサッカーを続けた。それはアウェイfc東京戦やホーム川崎戦で成果を上げた。この2試合はthe
尹セレッソと言える戦いだった。結局シーズン途中に尹晶煥今シーズン限りで退団と公式でリリースされた。個人的にはあと1シーズン尹セレッソ見たかった。それでもフロントは来年は新しい監督に託した。それが凶とでるか吉とでるかはシーズンが始まってみないとわからない。
尹晶煥。2017年からセレッソを率いて2年。
セレッソに2つの星を与えてくれた。まさにレジェンド。過去からあった緩さを改善し、チームに規律を与えた。アディショナルタイムでの失点も激減。チームの甘さが消えた事を証明した。2017年では試合機会が少ないメンバーでルヴァン杯を戦った。いわゆるルヴァンメンバーはチームの一体感をさらに生む事となった。そして予選から決勝まで無敗で
初の優勝。すなわちそれは初のタイトルとなった。尹晶煥はさらに選手をコンバートするのにも長けていた。ボランチでくすぐっていた山村をトップ下で起用。大いに活躍した。
木本もその一人だ。2017年ホームサガン鳥栖戦で山下が負傷。ベンチメンバーから見ても
田中がでるだろうと思った。しかし、尹晶煥は木本を投入した。それには理由があった。ルヴァンカップ予選リーグ第1節の横浜fマリノス戦で見事に得点。そのあとも安定した活躍をみせた。よってこの試合に使われたのだ。そのあとも木本はコンスタントに試合に出続け、セレッソの主力となった。
この2人は尹晶煥によって才能をより引き出されたのである。
最後に。2018年シーズンは悲願のリーグ制覇を狙ったがまさかの7位。不本意なシーズンとなってしまったが、今一度私は尹晶煥にありがとうと言いたい。尹晶煥がセレッソに残してくれたものは本当に色々とある。その良いところを来年もそしてその先も引き継いで
いく事がセレッソに託された使命だと思う。
2019年また数々の困難が待ち受けているだろう。しかし、それを一つ一つ乗り越えていくことで頂きが見えてくるのだと思う。
来シーズンこそは桜を咲かせよう。
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