期待の桜の始まり


2017年ルヴァンカップと天皇杯を制したセレッソ大阪。今年こそは悲願のリーグ優勝するんだとクラブ、サーポーター、選手が意気込んでいた。しかし蓋を開けてみると、リーグ7位止まり。去年と今年何が違うかったのか。何が足りなかったのか。個人の見解を3回に分けて述べてみようと思う。

2018年1月1日、セレッソ大阪は埼玉スタジアム2002で横浜Fマリノスを2対1で下し、見事シーズン2冠を達成した。サガン鳥栖を一時首位にも導いた尹晶煥がうまくセレッソにハマった2017年。尹晶煥とは2年契約を結んでいたので、スムーズに2018年シーズンを指揮を執る事となった。クラブの思惑としては主力を残留させ、ACLとリーグを両立させれるような選手を獲得することだったに違いない。杉本を海外移籍。水沼のレンタルをどうするかなど、在籍選手にも移籍の噂はあったが前社長玉田さんなどを力もあり、主力は誰も抜けなかった。補強はというと、浦和レッズから高木俊幸。フィランドから田中亜土夢、fcソウルからはオスマル、その他にはヤンドンヒョンなど、即戦力を数々と獲得した。その他にロングスローをという武器をもった片山を岡山から獲得。2018年度のセレッソ強化部は中々の働きをしたと思ってる。
しかし、本当に成功したかどうかはシーズンが始まってみないとわからない。
他クラブで活躍していた選手が自クラブでも活躍できるという保証がなく、全く活躍できない選手もでてくる。例えばヤンドンヒョン
前年度、韓国リーグで得点ランキング2位の活躍を見せ、首脳陣からも期待されていたものの、結果は公式戦2得点。大きく期待を裏切った。
(一部メディアによると2019年度もセレッソ大阪のメンブレムを着るらしく、今年こそは本来のパフォーマンスを見せてほしいものだ)

チームが始動すると、去年2冠もとっていたこともあり、メディアが例年よりも増えた。それは期待の表れで、サポーターもメディア同様今シーズンに期待していた。それに応えるようにチームも序盤は善戦。富士ゼロックスでは3-2で勝利。内容では完勝。続く、ACL済州戦では水沼がアディショナルタイムにゴールを決め1ー0の勝利。公式戦2連勝を飾り、開幕戦も、2013年以来の開幕勝利を横浜fマリノスに挙げるつもりだった。しかし、
事態はある選手の怪我により、大きく狂わされた。
清武弘嗣。ロンドンオリンピック代表では中心として活躍。フル代表ではザッケローニ前日本代表監督にその実力を認められ、2014W杯日本代表メンバーに選出。海外でも10番を背負うほど、その技術は日本でも3本の指に入るぐらいであった。2017年冬、清武が日本に戻りたがっているという記事が流れた。
すると日本のクラブも黙っていなかった。
ヴィッセル神戸。サガン鳥栖。といったクラブが清武に興味をもった。当然セレッソ大阪もだ。記者会見でわかったことなのだが、清武は日本に戻るなら、セレッソ大阪に決めていたそうだ。そういうこともあり、清武は2017年セレッソ大阪に電撃復帰を果たした。
しかし、彼はよく怪我に悩まされていた。復帰してもすぐに怪我という悪循環は今も治ってはいない。
それは2018開幕戦の直前でも起きてしまった。試合を4日後に控えた練習で清武は足の違和感を訴えた。
それが尹晶煥のプランを大きく崩してしまった。しかしそのような怪我人が発生しても支障をきたさないためのベンチ層だ。と個人的には思っていた。しかし、清武怪我はセレッソにとって大変痛かったことをシーズンを通して知る事なる。

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